HDDからデータ復旧 Power Mac G4
HDDからデータ復旧
HDDからデータ復旧 しかもPower Mac G4 ですよ。
こちらをお持ちのお客様より、
「G4を廃棄したいんだけど、廃棄前にG4の中のHDDのデータが欲しい」
とのことでご相談を受けまして、まずはG4を預かりました。
私、この時代のMacを自分で所有していたことはございません。従って、OSとかも知りませんが、一通りセッティングして電源入れたら動きました。でも、OS起動しません。真ん中に?と顔が交互に入れ替わるフォルダです。
今のMacの「?フォルダ」と同じ意味合いっしょ?と勝手に判断しました。
(結局それで合ってましたw)
ケーブル断線や起動ディスクの故障、データ無しのHDDを設置などでOSが見つからない場合、この表示になります。
そこでまずはHDDを取り出し。
ケーブル類が、なんかオールドな感じっすね。HDDもIDE接続ですし。まずはHDDを取り出さないと話にならないので、取り出してみたら2001年製の60GBでした。
しかもIBMのHDDです。今はもう無いですよ。
今、HDDの製造メーカーはわずか3つ。
東芝
Western Digital
SeaGate
しかも、東芝はWesternDigitalに吸収される寸前。。
それはさておき、このHDDを専用の機器に接続し、これまた専用のソフトウェアで解析します。何度トライしても読めないセクターがいくつかありましたが、それ以外は何とかデータを回収成功です。とはいえ、HDDが異音を上げる中の作業でしたので、いつ壊れるかハラハラでした。
不良セクタが絡んだファイルは開けないと思いますが、それ以外は全て見れると思います。
回収したデータは別な外付けHDDに全て保存し、お客様に納品します。今回はデータ量が少ないと言うことと、以前ご利用いただいているお客様ということで、超格安にて引き受けたのですが、思いの外、苦労しましたw
当店では古いHDDでも全力で復旧作業いたします。現在主流のSATAだけではなく、今回のような一昔前のIDEや珍しいZIF、その他各種コネクターに対応します。
古いからといってデータが消えやすいわけではないですし(壊れやすいのは事実ですが)、時間経つほど復旧率が下がることもありません。刺身じゃないんですから。どこぞの復旧会社は、問い合わせや持ち込んだお客様に対し「時間とともに復旧率が下がります」などと言って、煽る営業電話をガンガンかけてくるそうですが、ご注意ください。きっと、歩合制のお給料なのでしょう。
ただ一つだけいいでしょうか。
HDDでもSSDも何でも、メディアに障害が発生した際には、それ以降は通電させないでください。それこそ悪化したり、上書きされたりします。気づいたら電源を落とし、そのまま復旧業者へお問い合わせを。
そして、データ復旧でも修理でも、一度ご利用頂いたお客様は次回以降優遇させて頂きますし、お客様からご紹介された方も同様です。そして、新規のお客様でも、できる限りお客様に寄り添って考えております。
困った時、まずは一度ご相談ください。
LINEでのお問い合わせも大歓迎です!