Windowsの修理 データ復旧とHDD交換

Windowsの修理

起動しなくなったTV一体型PCの修復に成功

Windowsの修理 もやっています。今回は、起動しなくなったTV一体型PCから、データを取り出して欲しいというご相談でした。某社のTV一体型のPCです。一体型は非常に厄介なシロモノですね。

というのも、一体型はスペースが限られています。その中に必要なものを詰め込んでいるわけで、ほとんどの場合、中はパンパンです。

Macで言えば、DVDドライブ付のiMacなんかもモニタ一体型で非常に厄介です。現行モデルは薄型になったのに、中は比較的空間の余裕があります。ただ、分解は非常に厄介になりましたが。。。

話は逸れましたが、持ち込まれたPCを開けてみると、HDDはSeagate社製の

ST2000DM001

なんと言うか「あー。。。」としか言えません。

曰く付きと言うか、非常に悪名高いHDDでして、万が一故障した際には重症になることが多い機種です。データ復旧会社はこの型番で相当儲けていると思います。それくらい故障率の高いモデルです。
(ST2000DL001/ST2000DL003も同様)

早速裏側から開いて中を見ます。汚れていたのでまずは清掃。エアダスターで飛ばして綺麗しにました。

このHDDを外してチェックすると、不良セクタと呼ばれる記憶領域が複数見つかりましたが、データを復旧させて別なHDD上に再構築することに成功。

これを新しいHDDにクローンして入れればPCもまた使えるようになります。その提案をさせて頂いたところ、ではPCも修理してほしいとのことで修理することに。データ復旧サービスもご利用されていますので、修理は割引料金でのご案内。

SeageteからSeagateに変えるのもなんなので、今度は東芝の買収問題で世間を騒がせているWesternDigital製のHDDに交換します。容量は同じく2TBです。

Windowsの修理

起動後、一度Windowsの自己修復が立ち上がりましたが、その後は今までと同じように使えるようになったと思います。

HDDの交換について雑感

まず、今回で出てきたST2000DM001について。これは個人的な意見ですが、ST2000DM001が搭載されたPCをお使いの方は、なるべく早い段階でバックアップを取り、HDDを交換されることをオススメします。弊社では、HDD(2TB)の交換は税込43,200円で承ります。ちなみに、1TBでしたら3万円前後と御考えください。障害が起きていないHDDの交換でしたら、オプションでクローン作業も可能です。クローンは完全なる複製になりますので、そのまま装着すると、各種設定まで寸分違わず以前と同じ状態で使えます。

またHDDの寿命は一般的に5年程度と言われております。もちろん、10年以上長生きするHDDもありますし、すぐに壊れてしまう場合もございます。私は、Windowsの自作マシンで交換して1週間もしないうちに壊れたことがあります。バルク品だったので保証も無いですし、ショックでしたねー。

いずれにせよ、HDDは消耗品と割り切ってください。

HDDが壊れてからデータ復旧しても良いですが、最悪、復旧不可と言う場合もございます。それよりも、マメにバックアップを取り、5年近くなたらHDDを交換する、というサイクルを続けていけば、今時のPCは10年以上使えます。

HDDを交換する際はSSDにするのも良いでしょう。データを溜め込まないライトユーザーでしたら、小容量のSSDでも大丈夫ですので、コストもそんなに高くないです。

パーツ交換でもご相談は可能ですので、一度お気軽にお問い合わせください。